ルソルティール（2020年生、母エディン）

ルソルティール（2020年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「目立つ、著しくなる(音楽用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したエディンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月8日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 小雪/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月3日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシルキーバローズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハイランドリンクスをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月27日、中5週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（2024年）

2月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月13日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた12戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。