チャッターボックス（1987年生、母シャダイチャッター）

Chatterbox

1987.02.28

チャッターボックス（1987年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時17歳）と交配したシャダイチャッターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のクレマチス賞(500万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月9日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のキョウエイユースに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1990年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったブランドピートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマドモアゼルナワをクビ差振り切って久々の一戦を物にした。

7月22日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。