シエナクロス（2008年生、母パルステージ）

シエナクロス（2008年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアのコムーネ名＋十字架」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したパルステージが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の一般C4七。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月23日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月18日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた6戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1130m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた9戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C4八（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4十（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマカツダイリュウに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C4七（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4十（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4七（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビービーレガリアに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

1月14日、連闘で迎えた16戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた17戦目は、周藤直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のSt.Valentine特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた19戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3二（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3二（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3二（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた26戦目は、清峰堂の九谷和グラス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた27戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（9戦2勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で江下英昭騎手（10戦2勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着に入り込んだ。

5月22日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江下英昭騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3四（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江下英昭騎手（12戦2勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた31戦目は、傾奇武者特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で江下英昭騎手（13戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた32戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で江下英昭騎手（14戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で江下英昭騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で江下英昭騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3三（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で江下英昭騎手（17戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた36戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3四（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（18戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた38戦目は、孝憲&志野ウェディング記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（19戦2勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた39戦目は、富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（20戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。