フジノサウスポー（1993年生、母プリティージャナー）

フジノサウスポー（1993年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時8歳）と交配したプリティージャナーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。1995年の萩ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荻野光男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月6日、デビュー戦は北沢伸也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のバトルラインに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳オープンの萩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したシーズグレイスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（1996年）

4月20日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサウスメアリーに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は北沢伸也騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタマモリズムをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（1997年）

1月19日、中3週で迎えた14戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（12戦3勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（14戦3勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた17戦目は、メルボルントロフィー（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（15戦3勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた18戦目は、桶狭間ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（16戦3勝）。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（17戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく最後はアゲハノマイと並んで6着同着となった。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（18戦3勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（19戦3勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で北沢伸也騎手（20戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったレインボードリームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（1998年）

2月1日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で北沢伸也騎手（21戦3勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で北沢伸也騎手（22戦3勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で北沢伸也騎手（23戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で北沢伸也騎手（24戦3勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月26日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で北沢伸也騎手（25戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた28戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月20日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた30戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（26戦3勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。