スリーロゼット（2006年生、母スリーロバリー）

スリーロゼット（2006年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋バラ飾り」。毛色は鹿毛。種牡馬のラスカルスズカ（当時10歳）と交配したスリーロバリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害8戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月24日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

9月6日、中1週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月8日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2010年）

7月11日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月19日、中9週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリアライブに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月31日、中5週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月26日、中7週で迎えた18戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた19戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。5着を確保した。

7月30日、中2週で迎えた21戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。