コウテツプリマ（1985年生、母ラステイー）

Kotetsu Prima

1985.05.21

コウテツプリマ（1985年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロンバード（当時17歳）と交配したラステイーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月10日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

3歳（1988年）

3月27日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったピンナップにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

7月3日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は竹原啓二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、トキノターキンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったケイブライトに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月25日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた8戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したパタゴニヤにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサマースキーを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。