インペリアルコート（2020年生、母シーリーコート）

インペリアルコート（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宮中、朝廷。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時19歳）と交配したシーリーコートが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月3日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3歳（2023年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウインレイアーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオブリクアをハナ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

8月19日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4歳（2024年）

1月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの石打特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの旭川特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヨウシタンレイに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月30日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5歳（2025年）

2月2日、中6週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、フライングブレードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月15日、中5週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月9日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた20戦目は、田山旺佑騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた21戦目は、森田誠也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月8日、中2週で迎えた22戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。