インディアンサマー（2006年生、母イエロードクター）

インディアンサマー（2006年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小春日和」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したイエロードクターが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は櫛桁牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害2戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、櫛桁牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、櫛桁牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小林竜太郎によって294万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月21日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月30日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアナデシコを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエーシンファステムに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4歳（2010年）

1月10日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

2月14日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

10月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

5歳（2011年）

1月9日、中9週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた17戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。