キャロルグリーン（1997年生、母オリンピアオーカン）

キャロルグリーン（1997年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキャロルハウス（当時12歳）と交配したオリンピアオーカンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月27日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2000年）

4月23日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったノボナンシュウにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のゲイリープロスパーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、連闘で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイニーナイトラヴに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月10日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月1日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

12月3日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2001年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月3日、連闘で迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスニーカーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。