イズミビシン（2003年生、母リンクスオブゴールド）

イズミビシン（2003年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美神」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したリンクスオブゴールドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般B8。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月23日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（2006年）

3月11日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月23日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

9月10日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トップアクトレスに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月9日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジロセイバーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、飛騨美濃合併130周年記念全県地域特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラッキーソニックにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、岩手山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた14戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般B11 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオーナーズキングに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイワンスターに半馬身交わされて2着となった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシホウネリに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のトミサトギャングを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。