ベストドレサージュ（1999年生、母ヤングカズミ）

ベストドレサージュ（1999年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の調教（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時11歳）と交配したヤングカズミが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は能登ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、能登敏夫から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ノーティホースジムから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は山本康志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月3日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月1日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月7日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のスターペスコウタを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2003年）

6月14日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

7月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

10月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

12月31日、中7週で馬体重を前走から28kg戻して迎えた10戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6-2（園田ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラゴーサインを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月8日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタイキミネルバを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤソニックを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テキサスブルースにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のデザートヒルをクビ差振り切って制した。

8月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松平幸秀騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月7日、中3週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6歳（2005年）

1月3日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（9戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。