ワンダーパワー（1996年生、母マツファニー）

ワンダーパワー（1996年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時11歳）と交配したマツファニーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤坂光夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方39戦5勝2着8回。1999年のペガサス特別で2着に入った他、1999年の若緑特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須藤三千夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

7月7日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウラッキーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のノースホースに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンザサンクスから4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、2歳オープンの札幌3才特別（札幌(地)ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月23日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3歳（1999年）

4月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若緑特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスクオールチェイスから1馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳オープンのペガサス特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキークンからハナ差の2着に惜敗した。

6月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンのサントリーマグナムドライ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（12戦2勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月9日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、早来特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた16戦目は、一般D2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮崎光行騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた17戦目は、一般DⅡ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎光行騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエンゼルスターから3馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、寒月特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で宮崎光行騎手（16戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のミフジテマリに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月2日、中1週で迎えた19戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、正和特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中4週で迎えた20戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、目黒区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた21戦目は、烏山特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、花月特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた23戦目は、杉並区特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた24戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、獅子座特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したジョコンダクイーンにクビ差届かず2着となった。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1七八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた29戦目は、夏木立特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2001年）

1月16日、約6か月半の休み明けで迎えた30戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルハチハボマイを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月25日、中4週で迎えた33戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトーシントップを半馬身振り切って5勝目を手にした。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスペシャルメニューに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中3週で迎えた35戦目は、かんむり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた36戦目は、北海道はまなす賞（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

6歳（2002年）

4月8日、約10か月半の休養明けで迎えた37戦目は、一般C1九十（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で脇本一幸騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイワブルーバード決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1八九（大井ダート1490m 内回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で脇本一幸騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1六（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で脇本一幸騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したブルーケーティングを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた40戦目は、いるか座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で脇本一幸騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた41戦目は、一般C1三（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で脇本一幸騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。