ケイエスアイアイ（2007年生、母ケイエスミラー）

ケイエスアイアイ（2007年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋家族名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したケイエスミラーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方4戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の北海道行政書士会日高支部特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月6日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2010年）

2月6日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

3月21日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月22日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、キャリコローズにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月10日、中5週で迎えた12戦目は、北海道行政書士会日高支部特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサラマナエイジュンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月18日、連闘で迎えた13戦目は、サッポロ瓶ビール特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、セイルオンザグラスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中3週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、自由民権のさと特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーパフュームに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。