スギノケルピー（2020年生、母スギノピクシー）

スギノケルピー（2020年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+スコットランドの幻獣」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時19歳）と交配したスギノピクシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月17日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は394kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月11日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマナマハロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のオグリの里・聖地編出版記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったウィッチハットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンメモリアを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の春和特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で森島貴之騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の鵜鮎賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森島貴之騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森島貴之騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。