フラーハ（2021年生、母ナンシーフロムナイロビ）

フラーハ（2021年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「喜び、幸せ(スワヒリ語)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時8歳）と交配したナンシーフロムナイロビが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ワラウカドによって1,870万円で落札された。

嘉藤貴行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月2日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2024年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテイエムビッグサーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月20日、中6週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月17日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオーサムデアラーを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

4歳（2025年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月10日、中5週で迎えた8戦目は、M.M.ディー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、イノセントキャットに交わされて2馬身差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.M.ディー騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

7月26日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの遠州灘特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

10月5日、中9週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月24日、中6週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。