アメノムラクモ（2015年生、母ベルモンタージュ）

アメノムラクモ（2015年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三種の神器の一つ『天叢雲剣』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時14歳）と交配したベルモンタージュが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は北島牧場。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、北島牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、高橋文男によって2,268万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月19日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したミッキーチャイルドを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーツーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月27日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月25日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月14日、中7週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2020年）

7月4日、約15か月の休養明けで迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

2020年9月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。