ゼロレイテンシ（2009年生、母テンシノキセキ）

ゼロレイテンシ（2009年4月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「遅延なし」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したテンシノキセキが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、中央障害3戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、駿河牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、薗部博之によって2,520万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月10日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったクールスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月25日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

3歳（2012年）

1月29日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

5月13日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

9月29日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

4歳（2013年）

3月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に終わった。