エーシンウルベリン（2009年生、母エイシンバーリン）

エーシンウルベリン（2009年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ユーラシア大陸北部に生息するイタチのような哺乳類」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したエイシンバーリンが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地4戦1勝、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月4日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカツラライデンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3歳（2012年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

5月9日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、初夏賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、渡島駒ヶ岳登山特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、アポイ岳賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月7日、中6週で迎えた8戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、西瓜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた10戦目は、サファイア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた11戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、秋麗賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月2日、中0週で迎えた13戦目は、ナナカマド特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた14戦目は、小春特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、向寒特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉本隆記騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉本隆記騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた17戦目は、間瀬湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉本隆記騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた18戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。