トミケンハミシャ（2016年生、母エムアイルシェル）

トミケンハミシャ（2016年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+動かす(スワヒリ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したエムアイルシェルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタガミファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

2歳のとき、タガミファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、富樫賢二によって864万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月11日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2019年）

11月20日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2020年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに29kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマナブフェイスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のモントカイザーを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4月2日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のココリジャスミンに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月16日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。