ナンヨーアース（2004年生、母スイートミルド）

ナンヨーアース（2004年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋地」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したスイートミルドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、中村徳也によって1,176万円で落札された。

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月30日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

9月23日、中7週で迎えた2戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中5週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のベルグミサイルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

8月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月29日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月16日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。