ベルモントキーラ（2008年生、母ベルモントデーンズ）

ベルモントキーラ（2008年1月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優キーラ・ナイトレイより」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したベルモントデーンズが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、ベルモントファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、八木良司によって388.8万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月29日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ベルモントメジャーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のルイーズをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月24日、中8週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スナイプビッドに半馬身交わされて2着となった。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のカルミア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、サトノフローラに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月6日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

9月3日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のゴールドエンジュに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月25日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

4歳（2012年）

5月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月5日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5歳（2013年）

1月13日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

10月6日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。