タヤススリーセブン（1994年生、母コウリヨウクイン）

タヤススリーセブン（1994年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時12歳）と交配したコウリヨウクインが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の白鷺特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたメイショウデンゲキ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで、最後は2着のタガノラピスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のウインディポイントに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3歳（1997年）

3月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦2勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の白藤ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月29日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（1998年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（8戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月4日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハリアップスキーに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（中京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（11戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

11月29日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（13戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（14戦2勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

2月20日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（16戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。