リシャールウィン（2021年生、母ハナズゴール）

リシャールウィン（2021年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+勝利。リチャードの勝利」。毛色は栗毛。種牡馬のNew Year's Day（当時10歳）と交配したハナズゴールが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はカナイシスタッド。主な勝ち鞍は2024年の一般C23。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

8月24日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったコルヴィルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月20日、連闘で迎えた5戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長江慶悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ダイユウグラフにクビ差交わされて2着となった。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のホームアンドドライに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、クリフハンガー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、サイレントヴォイスに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3六七八（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のジーニーボニータに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月11日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2九（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のギフテッドリーダーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。