ディールクルム（2018年生、母ミゼリコルデ）

ディールクルム（2018年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「あけぼの、黎明(ラテン語)。時代を切り拓くさまをイメージして」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時17歳）と交配したミゼリコルデが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額3,200万円（80万×40口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタケルペガサスを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月13日、中8週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったラペルーズにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3歳（2021年）

1月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したティアップリオンにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月27日、中6週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウムラクモに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のポールスターをクビ差振り切って順当に勝利した。

7月10日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメイショウムラクモに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月21日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。