マイネルシトラス（2008年生、母オードトワレ）

マイネルシトラス（2008年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋柑橘系の香り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時9歳）と交配したオードトワレが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦4勝2着1回。2011年の高知優駿(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月27日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3歳（2011年）

4月2日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた5戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったセトノジェントルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月13日、連闘で迎えた6戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモカールに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月20日、連闘で迎えた7戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカナヤンキーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って制した。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート800m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャイニーフェイトをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月1日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福山・高知連携魚屋万蔵宅シリーズ十五戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の福山・高知連携対潮楼シリーズ十二戦（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカザウタをクビ差制して断トツの支持に応えた。

9月16日、中3週で迎えた13戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、土佐の日曜市特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、初孫「彩乃」誕生特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、破魔矢特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。