サクラスギ（1999年生、母モントタヤーラ）

サクラスギ（1999年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時11歳）と交配したモントタヤーラが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方23戦3勝2着1回。2001年の白菊賞(牝地方重賞)に勝利した他、2002年の日高賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤和厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は畠山信一騎手を鞍上に据えて、2歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のビーナスサンヒコに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のもみじ賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブーケに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月28日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の白菊賞（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るライトマローダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、最後はニーマルハヤテと並んで5着同着となった。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の東北ジュベナイルチャンピオン南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月28日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のやまびこ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のひなげし賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったツルマルダンサーから4馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のガーベラ賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は畠山信一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

10月5日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のトパーズカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畠山信一騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた21戦目は、遠藤真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楓賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞のウインターカップ（水沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で遠藤真吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定3歳戦のエルフィン賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で遠藤真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2003年）

1月2日、中2週で迎えた24戦目は、地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は畠山信一騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。