コクサイバルバリー（1988年生、母シヤークジヨオー）

コクサイバルバリー（1988年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時14歳）と交配したシヤークジヨオーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は関口正毅。戦績は、中央平地14戦2勝2着4回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

4月27日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったタップエンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月3日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のマヤノライジンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中4週で迎えた3戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

4歳（1992年）

5月2日、約11か月の休み明けで迎えた4戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のマルトノボルオーに3馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

5歳（1993年）

6月12日、約11か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、クイックアクティーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニシノセーブルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロングキャロットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6歳（1994年）

9月19日、約11か月の休み明けで迎えた15戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、長月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般A3（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。