ニシノエレキング（1998年生、母ブランドエレッセ）

ニシノエレキング（1998年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時11歳）と交配したブランドエレッセが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地21戦0勝、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のツインエース特別。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月5日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のドクトルタイムをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

9月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた13戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

12月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

3月2日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5歳（2003年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンエイトップワンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた30戦目は、清水貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清水貴行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清水貴行騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清水貴行騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月11日、中7週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた35戦目は、3歳以上C1-1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清水貴行騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。