サングラデーション（2020年生、母サンシャイン）

サングラデーション（2020年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「色が徐々に変化していくさま」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したサンシャインが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の折鶴蘭賞(一般C2六七八)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月4日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月28日、中9週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4歳（2024年）

1月5日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャイニングヒカリに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャイニングヒカリを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中5週で迎えた8戦目は、折鶴蘭賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るニューディヴァイドを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、ドリーミー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5月6日、中4週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、レッドカーペット賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた11戦目は、ヴェルザンディ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルージュメイベルに約11馬身の大差をつけて2勝目を収める

7月25日、中5週で迎えた12戦目は、クロート賞（川崎ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロイヤルザップに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月16日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月17日、中8週で迎えた14戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5歳（2025年）

1月25日、中9週で迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月13日、中8週で迎えた17戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月14日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた21戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月19日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた23戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。