サトノアイリ（2013年生、母サーキットレディ）

サトノアイリ（2013年1月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したサーキットレディが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月1日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月24日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ヴァルールに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月20日、中3週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

4月24日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアルマラナキラをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月5日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4歳（2017年）

2月13日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月4日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月16日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

10月22日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（9戦1勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5歳（2018年）

2月13日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（11戦1勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。