ハクバギャル（1992年生、母カネタエリート）

ハクバギャル（1992年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のキタノトウザイ（当時16歳）と交配したカネタエリートが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原信一。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月31日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月11日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンターニーズを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月26日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月11日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた16戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったエスティーフギにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。