アイノヒロイン（1986年生、母サンシーパーク）

アイノヒロイン（1986年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のミマツホマレ（当時8歳）と交配したサンシーパークが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は上野正恵。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1989年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月14日、デビュー戦は寺島祐治騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月2日、中6週で迎えた2戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったニートギャルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたサンライトセンプー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマゴローを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月17日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は寺島祐治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったツキノヨシツネに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で寺島祐治騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドウカンジャガーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1700m 晴/不良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で寺島祐治騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で寺島祐治騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（新潟芝1200m 外回り曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月4日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた17戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた18戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、原口次夫騎手を鞍上に迎えて、B2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で原口次夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月12日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原口次夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原口次夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で原口次夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で原口次夫騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、荒巻透騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。