ハシノピカロ（1995年生、母ロマンシンザホオン）

ハシノピカロ（1995年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のツータイミング（当時9歳）と交配したロマンシンザホオンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方20戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のマルチサンド特別。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

9月13日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（1998年）

5月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のマルチステッキ特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネリーベに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた13戦目は、マルチドリーム特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4歳（1999年）

1月25日、中3週で迎えた15戦目は、’99フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた18戦目は、燕特別（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月13日、中5週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の栗子特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた22戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、’99フェイスフルレイン特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（2000年）

1月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキングロベルトに3馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

2月12日、中4週で迎えた25戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアヅマビートをクビ差制して勝利をモノにする

2月26日、中1週で迎えた26戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で粂川京利騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で粂川京利騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた28戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で粂川京利騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月9日、中1週で迎えた29戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で粂川京利騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったローランラッシュから3馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で粂川京利騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた31戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったローズガリバーから半馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた32戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた33戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた35戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（足利ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、一般C1イ C2イ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木正騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。