クラーナハズヌード（2016年生、母アサクサヴェール）

クラーナハズヌード（2016年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋裸体画」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したアサクサヴェールが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石橋本牧場。主な勝ち鞍は2020年の駿逸賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケンタウロスによって723.6万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

10月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、スマートサヴァランに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

3歳（2019年）

1月27日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6月10日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはやて賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のラピッド賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアロー賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のジェット賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のエクスプレス賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた13戦目は、チバ肉フェスinフナバシ開催中!賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた14戦目は、HANEDA for you杯（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた15戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、幻覚宇宙人メトロン星人杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2020年）

3月6日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、進撃賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したシゲルアパライトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月15日、中5週で迎えた17戦目は、光速賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦の馬い!いんげんを食べよう記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた19戦目は、颯爽賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた20戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモアイに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月7日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた22戦目は、烈火賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた23戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、神威賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた24戦目は、ミューザ川崎シンフォニーホール記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた25戦目は、旨い今夜は菊池・栗ご飯!（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、斬撃賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた27戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、快翔賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた28戦目は、剛勇賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中3週で迎えた29戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、王春賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた30戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、麗月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた32戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた33戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、エイプリルカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。