ミスコマチ（2008年生、母グリーンヒルコマチ）

ミスコマチ（2008年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女性＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したグリーンヒルコマチが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地14戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月7日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

11月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中8週で迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月17日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

6月25日、中9週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジュピタードリームに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

4歳（2012年）

1月14日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西村太一騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4月15日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で西村太一騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で西村太一騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

7月29日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月15日、中9週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

5歳（2013年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。