タガノヴェンチア（2000年生、母キタノフウリン）

タガノヴェンチア（2000年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母母父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したキタノフウリンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川ファームから「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、八木良司によって1,228.5万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月11日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロングアライブに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月15日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダンツソールジャーに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月4日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず最後はエローグと並んで6着同着となった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2004年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5歳（2005年）

1月9日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月24日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた21戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。