ファイブシンタロー（1985年生、母ノトマサコ）

ファイブシンタロー（1985年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したノトマサコが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害14戦2勝。1989年の小倉障害ステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

9月20日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

3歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた8戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

9月24日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた13戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアセンプーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた14戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3200m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は押田年郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた17戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のクリバロンに3/4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月22日、中1週で迎えた22戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は押田年郎騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた26戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。