タナサンブラック（2020年生、母スピニングレディ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、大島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田中俊彰によって1,155万円で落札された。

3歳（2023年）

4月16日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るボールドステートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月29日、中8週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたゴールデンスナップ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの戸畑特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

2月18日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルカンパーナに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8月31日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

9月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。