ウィリン（2019年生、母レッドカーラ）

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、ジャコモによって2,211万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセキテイホノオーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2022年）

1月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月13日、中7週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

7月9日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたヤマニンガラッシア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフリートオブフットに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2023年）

3月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のヨールを半馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

4月8日、中3週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦2勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に敗れた。

5歳（2024年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた11戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。