アビリティリーダー（1986年生、母チヨダマハール）

アビリティリーダー（1986年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したチヨダマハールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害7戦1勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

12月3日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3歳（1989年）

2月12日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい17着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ハツノダカールに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカオルダイオーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた13戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（1990年）

4月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた15戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月28日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原哲騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロギアーに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（1991年）

1月12日、中5週で迎えた19戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 雪）に56kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノカジンから2馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中3週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンアイリスから2馬身半差の2着に敗れた。

6歳（1992年）

4月13日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた25戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月22日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。