ボエーム（2021年生、母ラストマイア）

ボエーム（2021年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「芸術家や文学者などに多く見られる、気ままに生きる人たち(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のAnimal Kingdom（当時13歳）と交配したラストマイアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石ファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C2五。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月3日、デビュー戦は古川奈穂騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

3歳（2024年）

3月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

6月15日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月4日、中6週で迎えた6戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスのニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌大騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた10戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた11戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダンガリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月5日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカリプソに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったダンガリーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた14戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユーカリプタスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。