ソーイビーン（2007年生、母リキアイワンダー）

ソーイビーン（2007年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大豆」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時13歳）と交配したリキアイワンダーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

7月24日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2011年）

1月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ホイレークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るユキノジャスミンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のベルマンハーバーをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦政宏騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松浦政宏騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のステイトゲストに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月28日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松浦政宏騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で松浦政宏騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で松浦政宏騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松浦政宏騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で松浦政宏騎手（13戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で松浦政宏騎手（14戦3勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた17戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（15戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプチパニックを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったウインマクレガーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したリーチフェアネスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（18戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のアニーに3馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（19戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（20戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウミルキーに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。