スゴイ（2007年生、母ローズサッシュ）

スゴイ（2007年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「凄い」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したローズサッシュが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方16戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上B1 B2。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月23日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月29日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペンステモンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユーワアンビシャスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウヤグラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノビートイットに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2011年）

7月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセイルオンザグラスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、アグレッシブローズに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、椎堂特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したロブストニケを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドイチモンジをアタマ差振り切って制した。

5歳（2012年）

4月26日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモアイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るディープタッチを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

6月22日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンマギーに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月2日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上B1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、ろうばい賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6歳（2013年）

1月8日、中2週で迎えた26戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、るり渓ゴルフクラブ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。