キスユアハート（2002年生、母マイディアレイコ）

キスユアハート（2002年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「あなたの心にキスを」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したマイディアレイコが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方41戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月12日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

3歳（2005年）

2月19日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインロマン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ心を発揮して諦めることなく走り切り、5着を確保した。

7月17日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ザオーファミリーに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンシングサッシュに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイナンフォースに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

10月31日、連闘で迎えた15戦目は、中津川特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、タイムチャレンジレース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノムラセイランオーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パークブリッジにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2006年）

1月4日、中0週で迎えた20戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

1月14日、中0週で迎えた21戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテキサスブルースをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

3月26日、中9週で迎えた22戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた32戦目は、銀嶺特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5歳（2007年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた39戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、愛真館カップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた40戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた41戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた42戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた43戦目は、JA江刺トマトジュース杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた46戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、岩手競馬サポーターズネット賞（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエメラルケントを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

1月5日、連闘で迎えた47戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。