エイダイセルリア（2005年生、母エイダイクイン）

エイダイセルリア（2005年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したエイダイクインが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）東振牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方23戦0勝。2010年のファルブラヴ賞(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、東振牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。9歳のとき、東振牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、筒井征文によって52.5万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

3歳（2008年）

3月23日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したコスモエラプションにクビ差届かず2着となった。

6月1日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクルンプホルツを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月30日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい最後はローレルエルヴェルと並んで11着同着となった。

11月22日、中3週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4歳（2009年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のカピターノに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月11日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

8月23日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

10月24日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5歳（2010年）

1月30日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

4月11日、中9週で迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から32kg増やして迎えた16戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ファルブラヴ賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月15日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、JAとまこまい広域メロン特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、平取町義経神社例大祭特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、THEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦のルールオブロー賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた22戦目は、三石獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、JAしずない太陽の瞳特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、JA平取町平取トマト特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、五稜郭特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6歳（2011年）

5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、北海道農協軽種馬対策委員会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月30日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、カンナ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、雪印メグミルク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた30戦目は、マイネルラヴ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ戦の野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた32戦目は、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた33戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、日高町獣医師会特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（7戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の雪印ストリングチーズ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦のJAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた37戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で黒沢愛斗騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7歳（2012年）

5月10日、約6か月の休養明けで迎えた38戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、はまなす特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。