キタノダイマジン（1996年生、母シェラネバダ）

キタノダイマジン（1996年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時8歳）と交配したシェラネバダが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、地方12戦4勝2着3回。1999年のクラウンカップ(ハンデ地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

11月13日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は523kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトキノシェイヴァンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

1月3日、中6週で迎えた2戦目は、3歳戦の松竹梅特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたアイネスインター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のカトレア特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシンハリティリアに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサマーシャドウを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

2月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のフリージア特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’99雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた7戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のワキシングムーンに1馬身の差をつけて優勝

6月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月15日、中9週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2000年）

2月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

10月24日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクローズカップをアタマ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

5歳（2001年）

6月3日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したハネダダーバンに半馬身届かず2着に敗北した。