リンガススウィート（2020年生、母リンガスアリュール）

リンガススウィート（2020年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+優しい」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したリンガスアリュールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社ケイズ。主な勝ち鞍は2024年のカーネーション特別(一般C2)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月11日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

4月4日、中6週で迎えた2戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったグスタールに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5月30日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、最後はニクソンテソーロと並んで4着同着となった。

7月8日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた6戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したウインプリームスを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の智之&菜那結婚記念（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったパミーラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

2月2日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、リコリス賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3月14日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリア賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったコスモヴェレッドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったノベンバーステップに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったクレテイユに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた13戦目は、カーネーション特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディープトラストに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ヴェルザンディ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ダイナミックリュウに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月26日、中2週で迎えた16戦目は、ラケシス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた17戦目は、百日草賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた18戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、葡萄賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったグロリアンズタイムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中4週で迎えた19戦目は、雪ノ下賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、秋の空特別（浦和ダート2000m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。