ヘイセイバイヤリン（1994年生、母マチカネコイサン）

ヘイセイバイヤリン（1994年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のオウインスパイアリング（当時8歳）と交配したマチカネコイサンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は1997年のアザレア賞(500万下)。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクザンパールを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のエイシンウインザーをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月28日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’97ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。