セルヴァン（2018年生、母メルヴェイユドール）

セルヴァン（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金に輝く朝焼けが有名なマッターホルンのフランス語名」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したメルヴェイユドールが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,200万円（80万×40口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月27日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

12月26日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルダンスを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの梅花賞（中京芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

3月28日、中9週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月5日、中9週で迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲城特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたネオストーリー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月22日、中8週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月23日、中6週で迎えた10戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったトップリーチにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

9月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月29日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

2023年1月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。