ロングパイル（2002年生、母ロングマサユメ）

ロングパイル（2002年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋積み重ね」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したロングマサユメが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のエキサイティングジョッキー賞。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月28日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したシルクホームランにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたテイエムヨカオゴ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月2日、連闘で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月12日、中3週で迎えた8戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイエスアーリーを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミデオンスネークに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングジョッキー賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジョーキャプテンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B1二（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上A3二（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーワゼフィルスに1馬身3/4の差をつけて制した。

11月8日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、南あわじ市淡路人形特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた14戦目は、初雪特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2007年）

5月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月29日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

10月6日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。